初級編の最後は、最も実用性が高く使用頻度も高いIF関数です。
「もしも◯◯だったら☓☓、そうではなかったら▲▲」
口ずさみながら関数を組むと分かりやすいはずです。
テンプレート作成、管理表作成など様々なスプレッドシートに使用でき、
IF関数を使いこなせるようになるだけで、スプレッドシートで出来ることが大きく広がるでしょう!
わかりやすく説明していますので覚えておいて下さいね!
目次
IF関数とは
設定条件によって処理を分岐させる関数
IF(論理式,真の場合,偽の場合)
真の場合とは、論理式が成立したらとおぼえておきましょう!
IF関数で組み合わせて使うAND関数、OR関数とは
複数の論理式を全て満たしていればという場合に使用
IF(AND(論理式A,論理式B),真の場合,偽の場合)
日本語でいうと「なおかつ」です。
もしも◯◯が▲▲、なおかつ■■だったら、★★、そうではなかったら◆◆
複数の論理式を1つでも満たしていればという場合に使用
IF(OR(論理式A,論理式B),真の場合,偽の場合)
日本語でいうと「あるいは」です。
もしも◯◯が▲▲、あるいは■■だったら、★★、そうではなかったら◆◆
IF関数は複数条件で組むことも可能
「もっと条件を付け加えたい!」という時ってありますよね。
例えば、「納品数ごとに報酬アップさせたい、29納品までは単価50円、30~49納品までは単価60円、51~79納品までは単価70円、80~99件までは単価80円、それ以上は単価90円で計算した額を表示をさせたい」という場合。※A1に納品数が記載されているとします。
=IF(A1<30,A1*50,IF(A1<50,A1*60,IF(A1<80,A1*70,IF(A1<100,A1*80,A1*90))))
↑を日本語で説明すると、
もしもA1が30以下だったら(30は含めない)、A1に50かけるよ!
もしもA1が50以下だったら(50は含めない)、A1に60かけるよ!
もしもA1が80以下だったら(80は含めない)、A1に70かけるよ!
もしもA1が100以下だったら(100は含めない)、A1に80かけるよ!
それ以外はA1に90かけるよ!
このように、複数組み合わせることも可能です。可能性は無限ですね!
IF関数の使用例
- 指定列が空欄の場合は、空欄にしたい
- 落札数、納品数等で単価が変わる表を作成したい
- データ入力規制のチェックボックスにチェックが入ったら〇〇したい ・・・etc